ロシヤに古くから伝えられる民族的叙事詩に材をとり、ロシヤの大地を破滅から救った豪傑イリヤ・ムーロメツの物語を映画化した作品。監督は、この種の作品を多く過去に手がけている「虹の世界のサトコ」のアレクサンドル・プトゥシコ。脚本をM・コチネフが担当している。撮影はフョードル・プロヴォロフとY・クンが共同で受けもち、音楽はイーゴリ・モロゾフ。出演するのはボリス・アンドレエフ、アンドレイ・アブリコソフ、N・メドウェージェフ、ニネリ・ムイシコフ、A・シュオーリン、S・マルチンソン、G・ジョーミン、エス・ストリャーロフ、シャー・ブルハーノフ等。他にトゥガル女の踊り子として、安聖姫が特別出演している。数々の合成やトリック撮影によって、壮大な物語がスクリーンに再現されている。ソホカラー・ソ連スコープ。